松阪市の老朽空き家解体補助金まるわかりガイド(令和8年度)
松阪市の「不良空家等除却促進補助金」(工事費の23%・上限25万円)を、申請対象・必要書類・申請の流れ・先着枠の状況まで、実家整理相談所が解説します。

「親から相続した松阪市内の実家が古くて、解体したい。でも費用が…」
そんな時、松阪市には 不良空家等除却促進補助金 という制度があります。条件に当てはまれば、解体工事費の 23%・上限25万円 まで補助を受けられます。
ただし、この制度はいくつか 注意点 があります。「上限金額だけ見て申請したら対象外だった」とならないよう、この記事で全体像をご確認ください。
この記事でわかること
- 補助金の対象になる空き家の条件
- 「不良空家」と認定されるための審査基準(50点以上)
- 申請の流れ(着工前申請が必須)
- 必要書類と注意点
- 令和8年度の受付状況(先着24件・予算上限あり)
- よくあるご質問
補助金の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 松阪市不良空家等除却促進補助金 |
| 補助率 | 工事費の 23%以内 |
| 上限金額 | 25万円 |
| 対象 | 市の判定で「不良空家」(評点50点以上)と認定された建物 |
| 施工業者条件 | 建設業許可または解体工事業登録を有する業者 |
| 令和8年度受付開始 | 4月20日(月) |
| 受付枠 | 先着24件・予算額に達し次第終了 |
特に重要なのが、「不良空家」と認定されること(後述)と、着工前に申請が必要という点です。
「不良空家」と認定されるための審査基準
松阪市の判定は、空き家の 劣化状況を点数化 して行われます。50点以上 で「不良空家」として補助対象になります。
判定項目(主なもの):
- 屋根の崩落・著しい変形
- 外壁の損傷・剥離
- 構造体(柱・梁)の傾斜・腐朽
- 軒・庇の脱落
- 開口部(窓・ドア)の破損・脱落
- 周辺への影響(瓦の飛散・倒壊リスク等)
築年数が古いだけでは認定されません。現に劣化が進行している ことが要件です。
判定に不安がある場合は、申請前に松阪市の担当課(都市政策課・空き家対策担当)へ事前相談されることをおすすめします。または当所(実家整理相談所)からも、現地確認のご手配が可能です。
申請から振込までの流れ
- 事前相談・現地調査松阪市の担当課に空き家の状態を相談・確認
- 補助金交付申請必要書類を提出(着工前必須)
- 市から交付決定通知書類審査・現地確認後に発行(2〜4週間)
- 解体業者と契約・着工必ず交付決定通知の到着を待ってから契約
- 解体工事の完了廃材搬出・整地まで完了
- 実績報告書の提出完了写真・領収書等を添えて市へ報告
- 額確定通知 → 請求書提出 → 振込確定額の通知後、請求書を提出して入金
最初から最後まで、おおよそ 3〜6ヶ月程度 を見ておくとよいでしょう。特に 着工前に交付決定が出ていない場合は対象外 となるため、解体業者との契約スケジュールには余裕を持たせてください。
必要書類(主なもの)
- 補助金交付申請書(市指定様式)
- 不良空家認定申請書 + 評価表
- 建物の登記事項証明書(または固定資産税課税証明書)
- 案内図・現況写真(各方向)
- 解体工事の見積書(建設業許可・解体工事業登録の証明添付)
- 申請者の住民票
- 相続関係資料(相続人が申請する場合)
書類の準備は、慣れていないと 30〜50時間 かかることもあります。当所では、連携先の行政書士の先生のご紹介と、書類作成サポートも承っています。
申請にあたっての注意点
1. 着工前申請が絶対条件
「すでに解体してしまった」「契約だけ済ませた」場合は、対象外となります。まず申請、交付決定が出てから契約・着工 の順序を厳守してください。
2. 業者の資格条件
建設業許可(解体工事業)または解体工事業登録を有する業者でないと、補助対象になりません。「相見積もりで一番安いから」と無資格業者を選ぶと補助金を失います。
3. 先着24件・予算上限
令和8年度は 4月20日(月)から受付開始、先着24件 + 予算額に達した時点で終了します。例年、夏前には枠が埋まる傾向です。お早めにご検討ください。
4. 建物滅失登記は別途必要
解体後、法務局への 建物滅失登記 が必要です(完了後1ヶ月以内が原則)。これを怠ると、固定資産税が「建物あり」のまま課税され続ける可能性があります。
よくあるご質問
Q. 相続したばかりで、まだ名義変更していない実家でも申請できますか?
A. 相続人全員の同意書類があれば申請可能なケースが多いです。ただし、案件ごとに必要書類が異なるため、申請前に市または当所にご相談ください。
Q. 賃貸に出していた物件でも対象になりますか?
A. 居住・利用実態がなく、空き家となっていることが要件です。賃借人が退去後、相当期間経過していることが目安となります。
Q. アスベスト含有調査の費用は補助対象ですか?
A. 補助対象となるのは解体工事費のみで、事前調査費用は別途必要です(3〜10万円程度が一般的)。
Q. 申請から交付決定まで、どのくらいの期間がかかりますか?
A. 書類に不備がなければ、おおむね2〜4週間 が目安です。書類修正が入ると延びることがあります。
Q. 他の補助金との併用はできますか?
A. 市内の他の補助制度との併用可否は、申請時に市にご確認ください。三重県や国の制度との重複適用は、原則として認められないケースが多いです。
まとめ
- 松阪市の不良空家等除却促進補助金は 工事費23%・上限25万円
- 着工前申請が必須、申請から振込まで3〜6ヶ月
- 「不良空家」(評点50点以上)の認定が前提
- 建設業許可・解体工事業登録を有する業者と契約必要
- 令和8年度は4月20日(月)から先着24件、お早めに
実家整理相談所では、補助金の申請可否のご相談から、条件を満たす解体業者のご紹介、書類作成サポート(行政書士の先生のご紹介)まで、ワンストップで承っています。「うちの実家、対象になるかな?」というご相談だけでも歓迎です。
参考: - 松阪市公式: 空き家対策(都市政策課) - 令和8年度受付要綱
本記事は2026年5月時点の情報です。最新の補助金要綱・上限金額は松阪市の公式情報をご確認ください。